「家出」って実際大変?~絶賛家出中の筆者が徹底解説~

家庭環境が嫌で家を出たい・何もかも嫌になって、遠くに行きたい…。

このように「家出」を考えている人は多いです。

TwitterやYahoo知恵袋にも、「どうやったら家出が出来るか」といった書き込みがされています。

しかし、結論から言うと家出って相当大変です。

今回は、現在絶賛家出をしながらライティング活動をしている筆者が、リアルな家出の苦労について解説していきます。

(家出は駄目、というわけではありません。あくまで苦労が多いから、そこのところを頭に入れておいてねという話です)

家出して苦労すること① 病院に行けなくなる

まず、家出をすると保険証が使えなくなるので病院に簡単にいけなくなります。

「家出したぐらいで病院に行けないってなんで?」と思う人に簡単に説明すると、

保険証を病院で使うと、家の方に「〇〇さんは○日に〇〇病院というところで治療・検査を受けました」的な通知が来てしまい、自分が今どこにいるのか家族にバレてしまうのです。

ですので、病気にかかったりした時には保険証は使えなくなり、実費で払わざるを得なくなります。

何かしら仕事をしていたら、実費で払えないこともありませんが、それでも出費は手痛いです。

また、病院によって実費で払う金額も異なってきます。

A病院の場合は診察と薬代を実費でかさむと7000円ほどだが、B病院の場合は診察と薬代で10000円…というように金額が本当に異なってきます。

私自身も家出をしてから病院に行ったのはほんの一度きりです。(実費で)

ですので、家出をしたら当分は保険証を使えないと思っていいでしょう。

家出して苦労すること② 住む場所の確保

家出して次に苦労するのは、住む場所の確保です。

長期的に家出をするとなると、住む場所をあらかじめ確保しておく必要がありますが、それが本当に大変なんです。

特に、未成年の場合は難しいです。

基本的にアパートを借りる際、連帯保証人が必要になってきます。

つまり、どちらにせよ親に協力してもらわなければならないのです。

「じゃあネカフェに住めばいいんじゃないの?」と思う人もいるでしょうが、基本的にネカフェは18歳未満の深夜利用を禁止しています。

仮に18歳以上だったとしても、ネカフェで長期的に暮らすとなると相当なお金が必要になってきます。

基本料金だけで(12時間パック2000円のお店の場合)月6万円ほど、シャワー・洗濯機は有料なのでそう簡単に使うことは出来ません。

そこに食事の料金も入れたら…月10万円以上は余裕でかかります。

筆者もネカフェで一時期暮らしていましたが、毎日生活がカツカツで本当にしんどかったです。

仕事をしていない・貯金が少ない、という人には絶望的です。

家出をして苦労すること③ 仕事探し

次に苦労するのが、仕事探しです。

長期的に家出をしていく場合、必然的にお金が要ります。

少なくとも、月15万~20万円ほどないと生活は厳しいです。

故に、しっかりと稼げる仕事を見つける必要があります。

しかし、仕事探しも結構ハードルが高いです。

特に18歳未満で家出をしている場合、出来る職種が限られてきて、なおかつ時給も低くなりがちです。

期間工や工場勤務といった高時給バイトは、18歳未満は応募することが出来ません。

コンビニやファミレス、スーパーのバイトを掛け持ちしてやっと月10万円ほどです。

掛け持ちをするにしても、体力がないと相当厳しく、下手をしたら倒れてしまうこともあります。(筆者がそうでした)

そういった面では、未成年にとって仕事探しはかなりハードルが高いといえます。

まとめ

今回は家出で大変な部分をご紹介していきました。

家出は、思ったより大変です。

仕事も、住居も自分で探さないといけませんし、実家にいたときより物凄く不便になります。

今家出を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。