田母神俊雄氏逮捕でネット右翼は「田母神は在日」

東京地方検察庁は14日、2014年の都知事選で選挙運動員に報酬を支払ったとして、元航空幕僚長の田母神俊雄容疑者(67)を公職選挙法違反の疑いで逮捕しました。

これを受けて、いわゆる「ネット右翼」とみられるネットユーザーの間で、田母神氏が在日外国人であるとする声が上がっています。

14日には、巨大ネット掲示板「2ちゃんねる」では、「田母神は在日!」「逮捕されたってことは在日だったんダロウ しかし在日が幕僚長まで出世してしまうのは問題」などという声が上がりました。

インターネット上では、在日外国人、とりわけ在日韓国人、在日朝鮮人は「特権がある」などとして非難されており、ネット右翼らが敵対する勢力などに「在日」のレッテルを貼ってこき下ろすことが横行しています。今回の投稿も田母神氏を在日外国人だとする根拠は示されておらず、単なるレッテル貼りと見られています。

田母神氏は航空幕僚長在任時代に「日本は侵略国家ではない」などとした論文を発表して以来、ネット右翼などの「保守」勢力から支持を集めていました。

今回の逮捕を受けて、前述の通り支持者の離反が相次いでいます。田母神氏は2014年に出馬した東京都知事選挙の演説で「ネット世代では私が一番人気」と述べるなどして、磐石な支持層に自信を見せていましたが、ネット上での支持の脆弱さを露呈した格好です。




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