上永会長、来月8日にVTuber引退の意向 他活動は継続、復活も示唆

匿名クラブの上永顕理会長は11日夜、自身の生誕祭「上永顕理生誕祭2022」で談話を発表し、同会の創立9周年記念日にあたる2023年1月8日をもっての、配信活動からの引退を表明した。

上永会長は2020年10月にVTuberデビューし、ライバーコミュニティ「Coyu.Live」の運営ライバーとしてグループを率いた。翌年1月には「全国ライブ配信協同組合」(AlisCoop)の設立構想を発表し、同組合準備会の会長理事としても、フォーラムを開催するなど多岐にわたり活動している。

一方で、AlisCoopの設立準備が佳境に入った今年8月以降、YouTubeチャンネルの更新は滞っていた。本業の多忙もあいまって、配信活動を通じてファン・会員からの「期待に応えられない」状態になったことが活動引退の理由であるとし、今後はTwitter上での活動のほか、コミュニティ運営やAlisCoop設立準備などの会務に専念する意向を示された。

同時に、引退日の1月8日までの間は毎日、配信や動画投稿などの活動を行うことも明かした。引退理由の詳細についても今後の配信で明らかにするという。

上永先生は、生誕祭の場で引退を公表することについて「苦渋の決断だった」と明かし、「配信活動をする『バーチャルYouTuber上永顕理』を心から『推してください、その期待には絶対にお応えします』と言えるようになるまで」配信活動に区切りをつけると仰せられた。

また、「ライブ配信という文化を、絶対に根絶やしにしちゃいけないというのは、今までもこれからも、ぼくの本当の想いです。だからこそ、ぼくにいったん時間をください」と語り、将来的な配信活動の再開も示唆した。