LINE舛田氏、安倍首相に苦言「アベノマスク外して」

LINE取締役CSMOで同社エンターテイメントカンパニーCEOの舛田淳氏は2日、自身のTwitterを更新し、安倍晋三首相を批判するツイートを投稿した。

舛田氏はTwitterで、安倍首相が装用しているマスクのサイズが小さいと指摘。「一国の首相としてこのままだと絵面としてカッコ悪い。ちっさ過ぎる。」と、手厳しく批判を加えた。

安倍首相のマスクは、政府が新型コロナウイルス感染予防のため国内の全世帯に2枚ずつ配布した布製マスク(俗称アベノマスク)と同一のもの。安倍氏はマスク配布を決定して以来「アベノマスク」を使用し続けている。

「アベノマスク」は先月20日に全世帯への配布を完了しているが、汚れや異物混入などが指摘され配布に遅れが生じたほか、「サイズが小さすぎる」「一世帯二枚では大家族に不足」などといった批判が集中。マスクを調達した業者についても談合疑惑が浮上し、政権への打撃となっていた。

舛田氏が取締役を務めるLINEは、同社の運営するコミュニケーションアプリ「LINE」上で、独自の新型コロナウイルス感染症対策を講じているほか、3月には厚生労働省と協定を結び、同アプリ上で「新型コロナ対策のための全国調査」を計4回にわたって実施していた。

政府の施策に積極的に協力してきたLINEにとっても、安倍政権のコロナ対応は歯がゆいものとなっている。舛田氏のツイートは、安倍首相へのいら立ちを隠せない「本音」が漏れたものといえそうだ。