株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)とソニー・ネットワークエンタテインメントインターナショナル(SNEI)は、両社の有するすべてのハードウェア、ソフトウェア、コンテンツ、ネットワークサービスの各事業組織のオペレーションを統合した新会社「ソニー・インタラクティブエンタテインメントLLC」(SIE)を2016年4月1日(金)付けで設立し、同日よりオペレーションを開始することをお知らせします。SIEは、米国・カリフォルニア州サンマテオを本社所在地としますが、東京およびロンドンにも引き続き、グローバル規模でビジネスオペレーションを遂行する組織を設置します。
SCEとSNEIがSIEとして統合します。そしてそれと同時にSCEは消滅し、ソニーのゲーム事業本社は日本からアメリカへと移転します。
一見ただの社名変更と場所の移転のようなものに思えるかもしれませんが、これによってどういう悪影響が考えられるのか。
私が思う懸念される問題点としては
- ソニーのゲーム事業が徐々に日本から撤退し、それと共に日本向けへのソフトが少なくなるのではないか。
- 細かい点での批判はあれど、据え置き機などの機種の販売としても日本の大きなゲームメーカーであるソニーが撤退していくことで他のゲームメーカーも北米に向けたソフトの開発が増え、日本向けソフトは衰退していくのではないか。そしていわゆるおま国と呼ばれる様な事態の増加。
日本では今現在コンシューマ機(家庭用ゲーム機)は余り盛り上がっておらず、一部のソフトは売れているものの全体で見ると低下の方向へ進んでいます。
そしてゲームメーカー側もあまり日本をターゲットにしているとは言えない様な状況です。
事実ソニーのPS4の発売日は日本より北米のほうが早く(PS2やPS3は日本が一番発売日が早かった)、日本のゲームメーカーであるにもかかわらず、この発売日、そして今回のゲーム事業の移転から考えるに、ソニーは日本ではなく北米などの海外をメインターゲットに移してきていると私は推測します。
個人的な意見ではありますが、プレイステーションというブランドが強くもSCEという名前にも思い入れはありました、それが消えてしまうというのは寂しく感じます。
これからの日本でのCSゲーム事情はどうなるのでしょうか。不安とともに、少しでも良くなればと思います。
引用:http://www.scei.co.jp/corporate/release/160126a.html
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