現代人にとって車というものは必要不可欠な存在になってしまっているだろう。
そんな車社会を支える仕事、自動車整備士。
それをゲームで体験できるのが今回紹介するCar Mechanic Simulator 2014だ。
PC版がSteam(おそらくWindowsのみ?)そしてスマートフォンアプリ版がGooglePlayとappleのappstoreで配信されている。
そんな本作のWindows版について感想を交えて紹介していこう。
●チュートリアルは操作説明のみ!シビアなスタートで始まるゲーム展開
シンプルなタイトル画面を抜けるとモードを選択する。
今回は一番基本的なモードだと思われるCAREERを選択した。
ガレージへと画面は移りチュートリアルが表示される。
今作は日本語もなく有志による日本語化もないのですべて英語だが、シンプルな操作説明のみなのでチュートリアルがわからないということはないだろう。
チュートリアルが一通り終わるといよいよ整備が始まる。
ゲームはFPSの様な視点で進めていく。右クリックでメニューという少し特殊な操作方法。
注文票とともに故障した車が持ち込まれる。注文票には~を~してほしいと言った注文(パーツ〇〇を入れ替えてなど)が書かれるのだが
肝心のそのパーツが車のどこにあるのか などの説明は全く無くユーザーが自分で探し当てていくしか無い(色によって見分けることはできる)
車に詳しくない人であれば問題のパーツにたどり着くまでに関係のない所を分解してしまったりといったこともあるだろう。
また目で見て問題がわからないようなパーツは実際に乗ってみてからでないと見分けるための色が変化しないといったこともある。
シミュレーターというだけあってリアルを目指した結果であろう。
パーツを入れ替える場合ゲーム内インターネットによってパーツを購入できる。
無事 注文をクリアすると 注文票にサインをつけて 一つの注文が完了する、そのあと次の注文に移っていく。
以上が大まかなゲームの流れである。
全編英語だがなんとなくでも進めていくことはできる。
注文票。 最初ははっきりとした故障箇所が書かれているが、ゲームを進めるにつれ、故障箇所が書かれていなく漠然とした注文票が来るようになる。
ゲーム内インターネットでパーツを注文しよう。パーツの名前を忘れないように。
車を解体し故障箇所を見つけていく、適切な順番でないと分解することはできない部分もある。
●リアル寄りではあるがマニアレベルの細かさがあるわけではないシミュレーター。
今作はシミュレーターと銘打っているだけあって、リアルさを目指してつくられているのであろう。
しかし車にあまり詳しくない筆者でも車ってこんなシンプルな構造なの?と思うような点がある
実際無知な自分でも迷いながらも十分にこなしていくことができた。制限時間やペナルティが無いのもポイントだったが。
ゲームとして程よい難易度と遊びやすさという点で見ればコレはプラスポイントであろう。
しかしマニア向けの超本格シミュレーターなのか?といわれると、なかなか肯定しがたい作品である。
知識の少ない筆者のような人にとってはココはこうなっているのかといった発見はあるが知識の豊富なマニアから見るとおそらく簡略化されていると感じる部分もあると思われる。
車に特別な思い入れがあるわけではないが機械の構造などに興味がある人も楽しめるのではないだろうか。
車の複雑な機構に対して情熱のあるマニアのユーザーには物足りないかも知れないが、知識はないが少し興味がある、無知だけれど車について知ってみたい。といった人にはおすすめできる作品であった。
ちなみに最新作の2015が出ているようだ(こちらはモバイル版は未確認) そちらでは更に改善されてマニアでも楽しめるものになっているかもしれない。
2014に関しては体験版や基本無料のモバイル版がでているのでそちらで試しに遊んでみるのもいいだろう。
コメントを残す