「#Instagram #リセット」?人気インスタグラマーを夢見ておしゃれアカウントを追及するティーンたち

楠田このみ楠田このみ
匿名クラブ 常務理事
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誰でも画像加工が気軽にできるアプリの充実

様々なカメラ・画像加工アプリが登場し、スマホだけで誰もが気軽におしゃれな写真を生み出せるようになりました。

無料アプリの多くはあらかじめフィルターの種類が多数用意されており、中にはかなり細かいところまでパラメーターを操作することができるものも存在します。

あれもこれもと試してみたくなりますが、人気インスタグラマーのアカウントをよく見てみると、同一のフィルターで統一された写真がずらりと投稿されていることがわかります。

フィルターのみならず、Instagramの大きな特徴である、「既定の大きさの正方形の画像を投稿する」という概念を覆すような、長方形の画像の周りを白く縁取ったり、枠を付けることによってあえて写真のサイズを小さくみせたりする表現はもはやお馴染みになっています。

 

「Instagramアカウントに投稿する写真の世界観を統一することがおしゃれだ」と、多くのユーザーたちに認識されつつあります。

最近見かけるInstagramにまつわる気になるハッシュタグ

TwitterとInstagramを連携しているユーザーも多く、「#Instagram」というハッシュタグでツイートを検索してみると、同時に「#リセット」と付けられた投稿を目にすることができます。

つぶやかれた内容を見てみると、「こんどは統一感だせるようにがんばります!」といったものがありました。その多くは若い女の子によって発信されています。

一方で「頻繁にインスタリセットする人の気持ちがわからない」といった意見も見られましたが、Instagramのフォロワーを募るツイートにはアカウントリセットを機にしたものも存在します。

 

統一感のあるおしゃれなアカウントを作り上げ、多くのフォロワーを獲得したいというティーンが多数存在するのです。

 

誰もが表現できる時代が到来したが、誰もが評価を受けることは難しい?

スマホのカメラで写真をいつでもどこでも撮影し、おしゃれに加工する。それをInstagramで発表する。

このように誰もが気軽に表現可能な時代となった現代ですが、表現するからには他人からの評価が気になるものです。

Instagramユーザーの増加によって一般人の人気アカウントが雑誌などのメディアに取り上げられることも多くなりました。ヘアスタイルやメイクの流行は、美容師がInstagramに投稿し、それをいち早くキャッチした女の子たちによって広がる現象も起きています。インターネットのホットワードや口コミが、雑誌編集者によってファッション誌に特集されます。

美容師だけでなく、おしゃれインスタグラマーが、まるで読者モデルのようになり、ティーンたちの身近な存在となって自分を表現しながら流行を発信し続けています。

どこにでもいそうな身近な存在が人気になる様をリアルタイムで追い続けていると、次に出てくる欲求は、「自分もあの子のようになりたい!」というものではないでしょうか。

 

10代から20代の女の子に絶大な人気を誇るキュレーションサイトに、「MERY」という有名なまとめサイトがあります。

MERYは、Instagramのハッシュタグ機能を利用し次世代モデルの募集を行うという、現代ならではの画期的な試みを行いました。

約3,000人の応募者があったようですが、選ばれたのはたった11名。彼女たちは「Itガール」として雑誌版MERYに登場するそうです。

 

おしゃれアカウントとしてキラキラとした自分を表現するティーンは多いですが、評価を受け選ばれるのはたった数名なのです。

 

水面下で広がりつつある「Instagramアカウントリセット」に危惧すること

多くのティーンたちは、世間の注目を浴びて評価を受けている憧れの存在を目指して、自分をリセットしながら表現を続けています。

ああでもないこうでもないと悩み追求しながら表現することは、ティーン世代にとってありがちで、ほほえましい光景かもしれません。

ですが、自分の個性をリセットしてまで追求する行為は少し危険な兆候のようにも思えます。

 

表現が簡単になった代償に評価を受けることが難しくなった今、彼女たちは個性をつぶさずに成長することができるのでしょうか。

繊細で傷つきやすいティーン世代だからこそ、期待もありますが、少しだけ心配でもあります。

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