「虚報」ニュース転載で十万RT超 配信元は削除要求

ミュンヒハウゼン社が運営している、ニュース形式のジョーク記事を配信するウェブサイト「虚報タイムス」が、今月20日公式Twitterアカウントにおいて『「全米を泣かせたかった」映画館で玉ねぎエキスを散布し逮捕』というテーマのテレビ報道風画像を公開しました。ほどなくして、別のTwitterアカウントがこの画像を無断転載してツイート(投稿)し、現時点でおよそ14万リツイート(シェア)されています。他にも当該画像を無断転載したアカウントが多数あり、いずれも数十から数万リツイートを獲得しています。

虚報タイムスは2004年から運営されている、嘘の記事を配信するジョークサイトです。同サイトの公式Twitterでは、他にも多数のテレビ報道風の画像が公開されていますが、いずれも「嘘ニュース」である旨が明記されています。

同サイトは、サイト内で配信している記事については嘘であることを明記する条件で引用を認めているものの、画像の無断転載は許可しない方針であり、これらの画像を無断転載しているTwitterアカウントに削除要求を行っています。

また、あわせて『パクツイで初の逮捕者 デジタル窃盗の疑い』というテーマのテレビ報道風画像を公開し、無断転載アカウントへの攻撃を強めていますが、この画像も続々無断転載されるなどしており、依然として事態の収束は遠い見通しです。