松本元死刑囚の三女・アーチャリー、「観念崩壊セミナー」主催を否定

オウム真理教元代表の麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚の三女で、教団名のアーチャリーとして知られる著述家の松本麗華(りか)さん(35)が12日、自身のツイッターを更新し、同教団で1996年ごろ行われていた「観念崩壊セミナー」について、「主催しておりません」と述べました。

麗華さんは、当時13才でありながら、執行部の一斉検挙後は教団内における唯一の正大師 (信徒のうち最高位の階級) であり、残った幹部でつくる「長老部」では会議の座長を務めていました。

「観念崩壊セミナー」は、信者の引き締めをはかる目的で、1996年8月ごろから10月ごろまで断続的に行われ、多数のけが人や身体障害者を出したとされています。

このセミナーについては、麗華さんは著書でも言及しており、セミナーの結果に罪悪感を感じていたことを記していました。

これについて、オウム真理教を脱会した元幹部の上祐史浩さんが代表を務める「ひかりの輪」では、「観念崩壊セミナー」への麗華さんの関与を主張し、著書の内容を否定しています。