声優総選挙から見えるアニメとメディアの亀裂。

先日、1月10日にテレビ朝日系より「人気声優200人が選んだ!声優総選挙!3時間スペシャル」という番組が放送され、一時はTwitterのトレンドランキングを関連ワードで埋め尽くすという大きな反響を呼びました。

大まかな内容は、人気声優200人が本当にすごいと思う声優を選び、ランキング形式で発表していくというもの。

25位からの発表でしたが、序盤からいわゆる「大御所声優」の名前がずらりと並ぶかなり豪華なラインナップでした。

結果1位は七色の声を持つと言われる山寺宏一さん、2位はドラゴンボールでおなじみ野沢雅子さん、3位にはクレヨンしんちゃん野原ひろし役で誰もが聞いたことのある藤原啓治さんとそうそうたるメンツが並びました。

しかし、Twitter上では番組のある行為が話題になりました。

このランキングは、画面上に名前がロール形式で表示され、名前や出演作品を少しずつちらつかせ視聴者のわくわくを煽る形式をとっています。
この形式はランキング番組なら珍しくありません。

問題は「ロールの内容」にありました。

10位を切ったあたりからロールの出演作品の欄に、「化物語」、「DEATHNOTE」、「進撃の巨人」などこれまでなかったいわゆる「深夜アニメ」と言われる部類のタイトルがちらつくようになってきます。

この時Twitter上のユーザは
「化物語、ニセコイなどってもしかして花澤香菜さんじゃないか…?」
など推測が飛び交い、多くの人がその登場を心待ちにしていました。

けれど、1位の山寺宏一さんが発表され、そこで番組は終了してしまいました。

そう、完全なる「釣り行為」だったのです。

花澤香菜さん以外にも、進撃の巨人リヴァイ役などの「神谷浩史」さんや、「小野大輔」さん、「杉田智和」さんなど有名な声優を明らかに思い浮かべさせるワードがいくつか見受けられました。

放送終了直後、もちろんTwitter上ではこのことが話題になり、私自身もそのことについてツイートしたところ約7200RT(1/11当時)ものRTをされ、ことの大きさを実感しました。

「若手声優が出ないじゃないか!!」

という批判は今回はお門違いなのは明白です。

しかし、「明確な一定層を狙った釣り行為」を糾弾するのはどうでしょうか。

使われた作品や声優さんに対して失礼ではないかという意見も少なくはありませんでした。

他にも局の壁を超えられなかったり、一部出演者の発言が炎上に繋がったりと多くの不安要素が垣間見えた声優総選挙。

コミックマーケットを初め、以前より明らかに社会へ浸透しているアニメ業界ですが、まだまだこのように些細な点で発信側と受信側に亀裂が生まれてしまうことが少なくありません。

次回開催、または他の形でもこのような企画に期待したいです。




ABOUTこの記事をかいた人

天々座 梓

ツインテール狂信者の高校生です。
Twitterで話題のことや、アニメなどについて気ままに書いていきます。