駐日満洲大使、ハイスクール・フリートについて「違憲」との見解

駐日満洲国臨時政府大使館の東條之人・特命全権大使が自身のTwitter上で、テレビアニメ「ハイスクール・フリート」(略称:はいふり)について「違憲」であるとの見解を示しています。亡命政府の外交官が日本のアニメについて憲法上の見解を示すのは極めて異例です。

アニメ「ハイスクール・フリート」は、多くの国土を水没によって失った日本を舞台に、艦艇に乗って海の安全を守る職業を目指す少女たちがトラブルを克服して成長していくストーリーで、TOKYO MXなどで4~6月に放送されました。

東條大使は今年5月ごろから自身のTwitter上で同アニメが違憲であるとの認識を繰り返し述べ、「ファシスト」「総体的に違憲」「一見して明白に憲法違反」などとと指摘しています。

違憲である点について東條大使は「その根本義においてであって、キャラやストーリーの問題ではない」とし、「堅固なる民族的意志を持つものならば(中略)はいふりは違憲であるとたちどころに理解するであろう。(中略)国民は長年のアングロサクソン的悪習に染まり、堕落しているが故に、それに気づかない」と、日本国民を厳しく批判しています。

東條大使は「一秒たりともあのアニメを観ていないが、このことは私のかのアニメに対する主張が根拠のないものであることを示すどころか、ますます確実な根拠を有するものである」とも述べ、ハイスクール・フリートの違憲性を強調しました。

11月14日には、同作品のスピンオフ漫画「ハイスクール・フリート ローレライの乙女たち」についても、ナショナリズムやナチスを連想させる描写があるとして厳しく非難しました。

東條大使はかねてから日本の自衛隊についても「違憲米帝傀儡暴力装置」などと批判的な言動を取っているため、同アニメが自衛隊の求人ポスターに登場していることなどが背景にあるとみられていますが、大使が「いかなる理由で違憲なのかとか、そもそもはいふりが反しているところの憲法はどの憲法なのかとかいう問いは枝葉末節の問題に過ぎないし、私自身にもわからない」とも発言していることから、そもそもこれらの意見は日本国憲法とは関係がないとの見方もあります。

これについて同大使館は、「発言は大使が私人として行ったものであり、政府および当大使館は関与しておりません」とコメントを出しています。