匿名クラブ、ワサラー団所属YouTuberを除籍処分 「本会に対する挑戦」

Adectを運営する、ネットユーザー交流親睦団体の匿名クラブは7日、同会「ワサラー団」コアブランド所属のYouTuber・なちゅらる9氏を除籍処分にすると発表しました。

発表によるとなちゅらる9氏は4月12日ごろ、上永顕理会長らがYouTubeで配信したインターネット番組のコメント欄に、上永会長と共演者を中傷する不適切なコメントを投稿。加えて同氏は自身のTwitterで第三者の個人情報を流出させるなどのトラブルを起こし、同会の活動に深刻な悪影響を与えました。同氏はまた、ワサラー団の「団長」であると偽り、越権行為などを行なったとされています。

団体は同氏の一連の行動について、「本会に対する重大な挑戦」「当人の反省は十分でなく、本会の損害は甚大」「再度問題を発生させる可能性は極めて高い」などと指摘。運営規則第40条に基づき除籍としました。

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匿名クラブやワサラー団では、なちゅらる9氏の問題行動を発端に、団体内外でのトラブルや内部分裂が発生しており、活動に支障が出ています。こうした中での今回の処分は、団体の厳しい状況を踏まえて一層の綱紀粛正を図るねらいがあるとみられます。

除籍は同会のもっとも重い懲罰で、入会時点に遡及して在籍の事実を書類上抹消し、今後の再入会を原則禁止する処分となっています。